レシピの行間を読めていますか?
料理を仕事にしたい人が身につけるべき「考える力」
料理を仕事にしたいと思ったとき、多くの方が最初に集めるのはレシピです。
本や動画、SNSを見れば、さまざまなレシピが見つかります。
しかし、料理教室で多くの生徒さんを指導してきた中で感じるのは、
レシピ通りには作れるのに応用できない」という方がとても多いことです。
その理由は、レシピの「行間」が読めていないからです。
レシピには書かれていないことがある
レシピには、
- 材料
- 分量
- 手順
は書かれています。
しかし、
- なぜその順番なのか
- なぜその火加減なのか
- なぜその工程が必要なのか
までは、ほとんど書かれていません。
私は、この書かれていない部分を「レシピの行間」と呼んでいます。
実は、この行間にこそ料理の本質があります。
手順ではなく「理由」を理解する
例えば「炒める」という工程。
これは単に火を通すためだけではありません。
- 野菜の水分を飛ばすため
- 甘みを引き出すため
- 香りを立たせるため
- 食感を整えるため
など、料理によって目的が変わります。
「煮る」「焼く」「味を入れる」という工程も同じです。
一つひとつの工程には必ず意味があります。
その理由を理解すると、料理はただの作業ではなく、「考えるもの」に変わります。
レシピの行間が読めると応用力が身につく
最初は難しく感じるかもしれません。
ですが、一つずつ理由を理解していけば、初心者の方でも必ず身につけられます。
そして行間が読めるようになると、今まで別々の料理だと思っていたものが、
同じ考え方で作られていることに気づきます。
例えば、
- カレー
- シチュー
- 肉じゃが
- トマト煮込み
一見するとまったく違う料理ですが、実際には「炒める」「煮る」「味を含ませる」といった
基本構造は共通しています。
構造を理解していれば、新しいレシピでも自分で考えながら料理を組み立てられるようになります。
料理を仕事にしたいなら「説明できること」が大切
料理を仕事にするうえで必要なのは、「作れること」だけではありません。
本当に大切なのは、「なぜそうするのか」を説明できることです。
料理教室で生徒さんに教えるときも、お客様に料理を提供するときも、
根拠を持って伝えられる人は信頼されます。
その信頼は、一つひとつの工程を理解しているからこそ生まれるものです。
Chardon Cœurが大切にしていること
神奈川県・川崎市を拠点に活動する料理教室 Chardon Cœur(シャルドン クール)では、
レシピを覚えることを目的にしたレッスンは行っていません。
大切にしているのは、
- なぜその調理法なのか
- なぜその順番なのか
- なぜその味になるのか
を理解し、自分で考えられる力を育てることです。
その結果、レシピがなくても応用できるようになり、
料理を仕事にしたい方に必要な「伝える力」も身につきます。
「作れる人」から「伝えられる人」へ
レシピの行間を読む力は、料理の応用力だけではありません。
それは、自分の料理に根拠を持ち、自信を持って人に伝えられる力です。
なんとなく作れる状態から卒業し、理解し、考え、説明できる料理人になること。
それが、料理を仕事にするための大切な土台になります。
Chardon Cœurでは、一人ひとりの目標や経験に合わせて、
「料理を作る力」と「料理を伝える力」の両方を育てるレッスンを行っています。

